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光の春と凪

標高400mと脊梁山脈の真上にある湖が、真冬に晴れることは珍しい。

それでも、2月も後半になると天気になることもあります。

そんな日に現れる白と青だけの世界は、この世のものとは思えない美しさ。

思い切って湖に出てみれば、カルデラ湖の外輪山が湖に映り、まるで線対称の絵画のよう。

まだまだ降雪は続きますが、晴れ間がのぞくことが増え、

日没が日に日に遅くなることから、「光の春」と呼ばれます。

厳しい冬と湖の氷

北東から吹き付ける風が多量の雪をもたらす十和田の冬。

湖は深く、風にさらされるので全面結氷することは稀ですが、

穏やかな日が続くと表層だけ凍ることも。

キラキラと輝く氷が、モノクロの世界のアクセント。

湖畔に打ち寄せる波が枝に付着して凍り、

まるで天然のイヤリングのようなしぶき氷も見られます。