桜と新緑と

カツラからブナ、ミズナラへと薄緑の芽吹きが進む頃、

山肌にはヤマザクラがひとつ、またひとつと見ることができます。

ヤマザクラにもいくつか種類があり、それぞれに花期が違うので、

およそひと月の間サクラを楽しめるのです。

一面のピンクの景色は街の公園に任せて、自然の箱庭らしい、

多種共存の森のありのままの姿を、最も感じられる季節かもしれません。